陶芸制作における2個目の熟達に関する一考察

先日、陶芸に体験入門してきました。
2つの小さいお椀?おちょこ?を作りました。

陶芸体験はとてもとてもたのしかったのですが、なにより、
2個目を作ったときの熟達感がすごかったです。

例えば、
ある程度形を形成したあと、実際の綺麗な形に削り出す作業でのできごと。
結構大胆に削りだしていかないと、綺麗なお椀型にはなっていきません。

1個目の時は、先生を呼びまくり、
「せ、せんせい、こっここまで削っちゃっていいんですか?」等いちいち聞きつつ、
先生に「まだまだですねー」と言われながらざくざく削ってもらって
お手本を見せてもらってようやく完成したのに対して、
2個目は、先生を呼ぶこともなく、さくっと完成。
時間にしたら1個目の3分の1くらいだったと思います。

1個目のあのびびり感、不安感はなんだったのだ!と、
一緒に行った友達と自分たちの大胆な削りっぷりに驚きつつ、
2個目の熟達すごい!という発見をしました。

ある領域で熟達するには、10年かかる、と言われています。
エリクソンの「熟達化の10年ルール」というものです。
陶芸を教えてくださった先生は、陶芸の妖精ですか!と思うほどの熟達者でした。
私はタブン、陶芸の道だけを10年究める熟達者にはならないと思いますが、
2個目の熟達を楽しんで味わうことは、色んな場面でできるのかなと思いました。

陶芸を体験されるときには、2こ作るコースをオススメします。

7月から、部署異動して2年目が始まりました。
陶芸で二個目を作った楽しさを思い出しながら、
2年目の毎日をコツコツ過ごしたいと思います。