保育士試験合格対策体験レポ〜🈴2発合格への道〜

令和2年前期の保育士試験受験申請の手引き発送が始まりました。
受験申請書の提出期限は、令和2年1月31日(金)までです。

この記事では、昨年保育士士試験に2発合格した筆者が、保育士資格試験の対策勉強法をまとめます。あくまで個人的な経験に則ったものですが、参考になれば嬉しいです。

●私の受験歴
1発合格は叶わず、2発合格でした。
1回目 2019年 4月 平成31年前期試験 5科目合格
2回目 2019年10月 令和元年後期試験 2科目合格
→7科目すべて合格で終了

注)幼稚園教諭免許保持者なので、2科目免除です。
免除対象となる資格等がない場合、全9科目合格後、実技試験があります。

●使った教材
主に4種類です。

-公式サイト上にある過去問をiPadにダウンロード
 全国保育士養成協議会HP
 https://www.hoyokyo.or.jp/exam/

-テキスト上下巻
 例えば
 福祉教科書 保育士 完全合格テキスト 上 2020年版
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4798162078/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_baX7DbMB87RCR

-一問一答集 2冊
 例えば
 保育士一問一答問題集 ’20年版
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4415230075/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_DbX7Db4YS47JV

-うぱみさんのブログ 保育士試験対策クイズ
https://hoikushi-taisaku.com

-その他、ネットやTwitterで最新の関連データをチェック

●かかった費用(ざっくり〜)
テキスト上下巻 4000円
一問一答集2冊 2000円
検定料 20000円(10000*2回)
その他、交通費、カフェ代など〜

合計で3万円くらいですね。

●勉強法
仕事と生活の狭間で、机に向かって勉強する時間はありませんでした。
ササっと細切れ時間で進めるのと、
カフェや図書館で休憩がてら一問一答集をしました。

手順としては大きく5ステップくらいかなと思います。

1. 保育士試験概要をつかむ
2. 最新過去問1回分を解く
3. テキストをザーッと流し読む
4. 得意科目から勉強を始める
5. 得意科目が6割頭に入ったら、苦手科目も始める

以下、詳しく書いていきますね。

ステップ1 保育士試験概要をつかむ(科目概要、合格点、持ち越し科目の仕組み理解など

初めて受験する方は、まず保育士試験って何が出題されてどうなったら合格なの?ということを把握する必要がありますよね。私も受験前は、保育や教育のことだけじゃなくて福祉系のことも聞かれるんだろうな〜くらいにしか理解していませんでした。

保育士試験の科目は9科目、それぞれ20問、10問ずつ出題でした。
出題形式はすべて5択からの選択です。
(令和元年後期試験時点の情報です。科目名、出題範囲は最新のものを参照してください!)

1. 保育原理
2. 教育原理及び社会的養護(いわゆるニコイチ科目)
3. 児童家庭福祉
4. 社会福祉
5. 保育の心理学
6. 子どもの保健
7. 子どもの食と栄養
8. 保育実習理論

トリッキーなのが「ニコイチ」と呼ばれる、2科目。
この2科目は10問ずつしか出題されず、それぞれ6問以上正解する必要があります。

すべての科目で「6割以上」が合格です。
つまり、合格ラインはこうなります。

1. 保育原理 12問以上正解/20問
2. 教育原理及び社会的養護 それそれ6問以上正解/10問
3. 児童家庭福祉 12問以上正解/20問
4. 社会福祉 12問以上正解/20問
5. 保育の心理学 12問以上正解/20問
6. 子どもの保健 12問以上正解/20問
7. 子どもの食と栄養 12問以上正解/20問
8. 保育実習理論 12問以上正解/20問

学科試験が全科目合格となったら、実技試験に進むことができます。

合格した科目については3年の持ち越し有効期間があります。
少しずつ勉強して合格科目を増やしていくのもアリですね。
(ちなみに、同一年度内だと、後期試験は願書提出が簡略化されてよかったです。)

ステップ2 最新過去問1回分を解く(得意、苦手科目の把握)

次に、ほぼ無勉強状態で過去問1回分に挑戦しました。
全問解くことが目的ではなく、自分の現状状態把握が目的でした。

自分の既有知識でどれだけ解けるかな?ということと、
やってみるとわかるのですが、自分がとっつきやすい科目(得意科目)と、
発問から何言ってるかサッパリワカラヌなとっつきにくい科目があることがわかりました。

私の場合は、もともと教育を学んでいたので、教育系の科目はなんとなく解けましたが、福祉系と栄養の範囲がサッパリワカラヌでした。

最新過去問は保育士試験公式HPからiPadにダウンロードしました。
便利だったのが、apple penとFlexcil というアプリです。
ダウンロードしたpdfをFlexcil で開き、書き込みしながら回答しました。

一つ注意点としては、公式HP上の過去問には、「保育実習理論」の楽典問題が著作権の都合上掲載されていません。そこは、うぱみさんのブログ内の過去問を使ってみました。(紙で解きたければ過去問集も冊子で出版されていると思います)

ステップ3 テキストをザーッと流し読む(科目ごとの出題範囲を把握)

次に、テキストの流し読みを始めました。
科目によっては、何言ってるかサッパリワカラヌ状態でもいいので、
とりあえずすっ飛ばしながら全部に目を通しました。
目的としては、過去問でなんとなく出題内容は分かったけど、
過去問1回分では拾いきれない出題範囲を抑えることです。

例えば、社会的養護だったら、施設擁護、虐待、里親、子育て支援、、、、など科目で出題されるトピックをざっくり把握します。

ステップ4 得意科目から勉強を始める(テキスト再読、一問一答集とうぱみさんブログの往復)

ざっくりトピックがわかったら、サッパリワカラヌはとりあえず置いておいて、過去問で一番点が取れて得意そうな科目から仕上げました。

もちろん1発合格できればいいけれど、初回受験で出来るだけ多くの科目をクリアしてテンションを上げて残った科目を潰す、という方が自分の性格的に良いかなと思ったからです。もちろん、苦手を克服しないと進みたくない!という方もいると思いますが。

保育士試験は各科目6割取れれば合格です。なので、あとちょっとで6割はいけそう、な、得意科目をある程度仕上げて、(10割まで完璧にしなくていいので、)それから苦手科目にいくという策をとりました。

ステップ5 得意科目が6割頭に入ったら、苦手科目も始める

最後のステップとして、苦手科目の克服に着手します。
苦手科目は発問から言ってる意味ガワカラヌという状態のものもあったので、テキストを読み進めるよりも、一問一答やうぱみさんのブログで初歩的なことから抑えていきました。

一問一答集にも、ここは必ず理解すること、というまとめページがあるのでそこは要チェックです。

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以上のように、ステップ1〜5という段階で勉強しましたが、ステップ3〜5は往復、並行しながらやって行った感じです。

隙間時間での勉強には、一問一答と、うぱみさんブログの理解度チェックをひたすら往復して頭に叩き込むというスタイルがあっていました。

保育士資格を目指す方のお役に立てれば幸いです!
繰り返しになりますが、
受験申請書の提出期限は、令和2年1月31日(金)までです。
受験申請にはいろいろな書類を揃える必要があります。余裕をもって申請しましょう〜。