子どもの問いを育むオススメの一冊。

幼児教育の研究員の仕事の両輪で、週2日、幼児教室で4〜5歳の子どもたちと接しています。

もう年中〜年長さんになった子どもたちは、自分のことは自分でできるようになり、新しいことを「知りたい!」という気持ちをまっすぐに持っているように見受けられます。(この春の時期、4、5月の年長児は特に、「もう〜組になったんだもん」という園での最高学年であることを一つの自信としている様子もよく見受けられます。)

その爆発しそうな(?)知的好奇心を持った子どもたちの「なんで?」「なぜ〜なの?」攻撃に困った経験のある大人も多いのではないでしょうか。

私も一人の大人として、子どもたちの「なんで?」「どうして?」をちゃんと受け止めたい、と常に思います。

そんな時に、私が頼りにしている一冊があります。

それは・・・子ども用の図鑑です。

四季の図鑑、生き物の図鑑、植物の図鑑、など、いろんな図鑑があり、「それ、図鑑で調べてみよう」と一緒に図鑑を開いて調べることがよくあります。

子ども図鑑は写真がたくさんあるので、2歳〜くらいの子どもも食い入るように見たり、解説部分を読むと私自身も知らなかったことを知ることもしばしば。(教材のヒントも図鑑から得ることもあります。)

面白いことに、図鑑で調べると、初めの問いは一旦解消されますが、さらに次の問いにつながっていくこともあります。新しいことを知ることが、次の「?」を生んで連鎖していく。そのような連鎖のつなぎ目に、「図鑑」は役立つのではないかと思います。