Profile

我妻優美 Yumi Wagatsuma

1986年東京都生まれ。小学校から大学まで女子校育ち。
東京大学大学院学際情報学府修士課程修了(中原淳研究室)。
幼稚園教諭免許(第一種)取得。
日本教育書道連盟教育部師範(参段)取得(雅号:春光 Shunko)。
趣味は、音楽、料理、ワイン、アニメ、お花。

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YumiScopeは我妻優美(Yumi Wagatsuma)の個人的な関心や活動を紹介するブログです。
学びが起きるための「しかけ」のデザインに関心を持って様々な仕事や実践を行っています。

特に、他者とともに学び合い、他者をとおして個人の学びが深まる学びの風景を作り出すようなしかけを考えながら、ワークショップ・パーティ・研究会など、学びの場作りを実践しています。「学びの場作り」とは、どんなテーマで、誰をゲストに、どんな空間で、どんなフードを、どんな音楽で、どんなスタッフと、場を作るかを考え、当日の運営までを行います。

東京大学大学院学際情報学府中原淳研究室にて、人と人が学び合う「協調学習」という学習の効果を明らかにするために大学授業の参与観察をして修士論文を執筆しました(PDF)。中原研究室では研究のほか、様々なワークショップやパーティの場作り実践を経験しました。

2011年に東京大学職員に就職後、大学生・研究者の学習・研究の現場の裏方として働きながら、大学周辺で起きる様々な出来事に関心を持ってきました。2014年からは大阪市立大学女性研究者支援室コーディネーターとして、女性研究者が働きやすい環境づくりのための制度やワークショップ等イベントを企画しました。

これからは、再び東京に拠点を移し、幼児教育に関する仕事と平行して、他者と共に学ぶ場作りという関心を軸に置きながら、書道をテーマにした手づくりワークショップなどを開催していきます。

それぞれのプロジェクトの詳細はプロジェクトページをご覧下さい。

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▼学歴
2009年3月 聖心女子大学文学部 教育学科 卒業(指導教員:永野和男教授)、英語英文学科メディア・コミュニケーション副専攻修了(指導教員:マーシャ・クラッカワー教授)、幼稚園教諭免許(第一種)取得
2009年4月 東京大学大学院学際情報学府 学際情報学専攻 修士課程 入学 (中原淳研究室)
2011年3月  東京大学大学院学際情報学府 学際情報学専攻 修士課程 修了 (学際情報学修士)

▼職歴
2011年4月〜2014年3月  国立大学法人 東京大学 職員
2014年4月〜2015年3月  公立大学法人 大阪市立大学 女性研究者支援室 コーディネーター

▼資格・免許
2009年3月 幼稚園教諭免許(第一種)
2014年1月 日本教育書道連盟教育部師範・参段 取得(雅号:春光 Shunko)

▼研究業績
*査読付き論文 Refereed
我妻優美・中原淳(2011)大学生の学習観変容に影響を及ぼす協調学習経験 : 映像作品制作を目的とした大学授業における事例研究 PDF

*学会・研究会における研究発表
我妻 優美, 安斎 勇樹(東京大学), 荒木 淳子(産業能率大学)(2012)専門性を社会につなぐ大学院生向けキャリアワークショップの実践と評価:長崎大学
我妻 優美, 中原 淳(東京大学)(2011)大学生の学習観変容に影響を及ぼす協調学習経験のプロセス:首都大学東京
我妻 優美, 中原 淳(東京大学)(2010)協調学習が大学生の学習観変容に及ぼす効果とそのプロセス:金城学院大学
我妻優美・永野和男(聖心女子大学)(2009)協調的な学習を支える共同学習者と学習支援者の役割 : 大学生に対するソフトウエア技術演習を事例として:椙山女学園

*学位論文
我妻優美(2011)大学生の学習観変容に影響を及ぼす協調学習経験のプロセス 東京大学大学院学際情報学府 修士論文
我妻優美(2009)協調的な学習を支える要因に関する考察 聖心女子大学文学部教育学科 卒業論文

(2015年4月7日 更新)

 

 

▼コラム「初めての場作り 」

先日、とあるカフェイベントで出逢ったご自身でワークショップを企画運営されている女性が、
「わたしにとって場をつくることは、とても切実なことです。」とおっしゃっていました。
その言葉が、心に残っています。

私自身、どういう気持ちで場作りをしたり、場作り仲間を手伝ったりしてるのかな、と考えました。
そんな思いを巡らせていて、はじめての場作りをしたときのことを思い出しました。

私にとって、記憶する限りの初めての場作りは、学部二年の時。
週に何回か、インターナショナルスクールの幼稚園でボランティアにいっていたときの話です。
現場に入る、というのはどこでも似たようなことがあるかと思いますが、
幼稚園の現場にボランティアで行くというのは、既に日常生活は成り立っていて、
子どもと保育者の信頼関係が成り立っているところに、
部外者が急にやってきて日常に違和感を与える、という状況です。

はじめは、大変居づらい思いをしたのを覚えています。
「私を知ってもらって、ココになじまなくてはならない!」という切実な思いで実行したのが、
趣味で習っていた茶道を体験するワークショップの場づくりでした。
子どもの小さい手でも持ちやすいように、野点用茶碗と野点茶筅を買いあさっていろいろと準備をし、
保育室の赤いカーペットの上で、小さい盆略出前の茶会をしました。
子どもたちは、茶道のお点前をじっとみつめ、大事そうにお茶碗を抱えて、

一口飲んでは「ah!」と味わってくれました。その様子がとても嬉しくて、
無理矢理やってみた場で、危ういところもたくさんあったけれど、やってよかった、とこころから思いました。
様々な国籍の子どもたちが集まるインターナショナルスクールの幼稚園で、
担任の先生は私の日本文化を使ったアプローチ(接近)をとても喜んでくれました。

この茶会のほかにも、折り紙やら、新聞紙飛行機やら、パペット人形やら、アニメーションやら、
私が持ちかける提案を受け入れ、毎朝の保育に私の時間を作ってくれて、
このボランティアは私の場だな、と思える時間を過ごすことができました。
振り返ると、私のはじめての場作りは私の存在意義をその場に確かにするための
とても「切実なこと」でした。それから数年経った今、また「切実な」場作りをじわじわ進めています。

みなさんが日頃している場作りは、どういう意味付けですか?