花嫁・ロジ・記録 vol.1

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花嫁・ロジ・記録
vol.1 挙式当日「いつ・どこの・だれに・なにを」渡しておけば良い?
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記憶は風化していく、だから、記録を残しておく。
この記事では「花嫁が当日体験した、挙式披露宴の裏側のロジ」をfieldnotes記録します。

リングピロー・式次第 by Tez_Quri

「花嫁ブログ」と呼ばれるものは、数多存在します。わたしも準備していていくつか気持ちを込めてドレスを手作りする様子やこだわりの小物を紹介するものを目にしました。実際、当日を終えてみると、小物などのグッズや余興などの活動が、一連の流れと動きをもって行われる一日の流れが面白いという感想を持ちました。表には出てこない、たくさんの人の手でこの一日が作られているんです。

友人の手作りのグッズをせっかく準備しても、当日の流れがうまく回らないとその役目がうまく果たせずに終わってしまう危険性も大いにあります。(受付のイメージはこうだったのに…、このタイミングでこれを渡したかったのに…など。)結婚式はお祝いの日ですから、そういうミスもひっくるめて全部めでたい!で終わるけれど、できれば自分の思ったような形にしあげたいですよね。それを叶えるには、当日(前日も)の花嫁の下準備と当日のロジ力(ロジスティクス力)が必要だと思いました。

これから挙式する花嫁さんのための、心構えの参考に。
もう挙式した方の、私の時はこうだたった、という思い出話の種に。
挙式になんて興味がない方の、話のネタに。
少しでも役立ったらうれしいです。

「一生に一度」といわれる非日常も、
同じように「一生に一度」の平凡な日常の沿線上にしか、なりたたない。
日々の積み重ね、日常の大切なお付き合いが
スペシャルな非日常にあらわれる。

当日のタイムラインはざっとこんな感じでした。
披露宴はホテル、挙式は外式@大学、二次会は披露宴と同じホテル内のバーで。
挙式で場所移動があるのがポイント。

07:00 起床
07:30 メイクアップサロン
09:00 写真撮影
10:30 挙式会場に出発
11:00 挙式会場に到着
11:20 挙式リハ
12:00 挙式
13:00 挙式会場を出発
13:30 披露宴会場に到着、親族紹介
14:00 披露宴
17:30 Bar Party☆ いわゆる二次会
20:00 Bar Partyお開き
21:00 三次会でごはん

07:00 起床

前日の晩に準備した荷物が玄関スペースに3袋+ウェルカムボード+2次会用フォトボード。
深夜1時に準備完了してみると、結構、量がある。

メイクアップサロンに向かったら最後、私は真っ白なもっさりドレス姿になってしまって荷物運びも困難になるため、どこにどの荷物を預けておけばいいか判断して運びだします。(本来ならもっと早くこの作業をすべきだったのでしょうが、最後の準備は分刻みスケジュールで、大阪在住の今、東京にあるもの、大阪にあるものがガッチャンコするのが前日の夜だった。あべし。)

○挙式用グッズ:
リングピロー、リング、ウェルカムボード、挙式のみ来る方へのメッセージカード、お手伝いいただく方へのお心付け、式次第(新郎と唱えるお祈り練習用)
○披露宴用グッズ:
出席者へのメッセージカード(前日夜のお預け結局間に合わず)、新婦の手紙(コレも前日の夜に書いた。)、受付の友だちへのギフト、受け付け回りの装飾
○二次会用グッズ:
チェキ、おつり、受付の友だちへのギフト、手紙を飾ったフォトボード など

 

▼前日夜にせっせと制作する(前の)Bar Party 用フォトボード

 

これをそれぞれ、どこに預ければ良いか判断してわっせわっせと運ぶ。コレがなかなか…重い。挙式用はフロント預け、披露宴用はフロントをとおしてブライダルサロンへ、二次会は披露宴後に部屋に戻るだろうと思って(&持ちきれず)ホテルの部屋に置きっぱなし(が、結局披露宴の時間が押したのでこれもフロントに預けておいた方が良かった)

気をつけなければならないのが、例えばウェルカムボード。これは挙式、披露宴、二次会全てに持っていきます。これは張り付いて持って回る人が必要だと事前にわかっていたので、弟にお願いしていました。朝はホテルのフロントに預けて、出発直前に新婦がピックアップして弟にバトンタッチ。

 

メッセージカード等の披露宴グッズは、前日の夜までにブライダルサロンにお預けする必要があるのでしょうが、メッセージカードの準備が間に合わず。ホテルのフロントという鉄板ロジ様の存在に助けられました。「これはブライダルの〜さんにお預けで、これが〜時にピックアップしにきます」と言付ければ届けてくれるので終了。

 

まとめ
自分が裏方のイベントであれば、自分が全ての流れを把握しているので、大事なものは持って歩いたり、自分だけが在処を把握しておけば良いのですが、さすがにトレスでウェルカムボードを新婦が持って歩く事は困難。ホテルのプランナーさんや、身内に、こういう流れで行くつもりですから、ということを共有して情報を小出しにしておくことが大事です。まとまった時間で全員が集まって事前打ち合わせなどができるタイミングがあればいいのですが、その機会はありません。当日の会場担当さんや、ブーケプルズを手伝ってくれる人等々、ホテル側の担当者さんは当日はじめましてだったりします。でも彼らはプロなので、完璧にこなしてくれます。なので、事前に、ちょいちょい、まとまってなくても、細かいことでも、私コレこうするつもりだから、など、すべておもいついたことはプランナーさんに共有しておくことで大ミスを防げると思います。

 

☆花嫁さんのためのメモ
当たり前のことのように見えますが、前日までに、何を何処に持っておかなければならないか、確認しておくことをお勧めしますあ。後で自分で持ってけば良いや〜は白ドレス着ているのでアウトー!ホテルウェディングであれば、基本的にブライダルサロンの担当プランナーさんに、挙式用、披露宴の〇〇用、二次会用(ホテル内で二次会する場合)、とお渡ししておけば大丈夫。ひとつひとつ、この日のために用意したものだと思うので、せっかく作っても、渡しそびれや持ち込み忘れがあると残念なことに!事前にプランナーさんとも確認することをお勧めします。これとこれとコレを持ち込みますっていえば、流れはプランナーさんが考えてくれます。

 

第二弾予告

メイクアップから写真撮影、挙式への移動など。挙式本番まで新郎に会わない、という海外の話がありますが、そんなロジは可能なのか?という事にも触れよう。

書き留めることは久しぶりで、なかなかネタ的にも書きづらいところもあるんですが、地道に更新したいと思います。

Special thanks to Tez Quri ♡
ウェルカムボード、二次会用ボード、リングピロー、メッセージカード、式次第など、すべて友人が手作りしてくれて、私の書道とコラボしたりして準備期間も楽しく過ごしました。みょーさん、せんきゅう!

 

 

※wikipwdiaより
ロジスティクスとは、以下のように定義される。
ロジスティクスとは、サプライチェーンプロセスの一部であり、顧客の要求を満たすため、発生地点から消費地点までの効率的・発展的な「もの」の流れと保管、サービス、および関連する情報を計画、実施、およびコントロールする過程である