花嫁・ロジ・記録 vol.2

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花嫁・ロジ・記録

vol.2 花嫁は「チームワーク・ロジスティックス」の賜物。
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今回はメイクアップサロンに到着してから、花嫁さんの準備が完了するまでのお話。
「花嫁」をつくりあげるチームワークロジについて振り返ります。

「花嫁」を構成するアイテムをイメージしてみてください。
白ドレス・セットされた髪の毛・ティアラ等・ジュエリー・ブーケ…
これらはどうやって準備され、当日どのように手配されていくのでしょうか。

ホテルウェディングの場合、主に、3つの部署の連携チームワーク・ロジでした。

1つ目は、ブライダル衣装室。
2つ目は、メイクアップサロン。
3つ目は、お花屋さん。

この3カ所のチームワークで、花嫁を作り上げていきます。
1つ1つ、パーツを集めていくようなイメージです。
その集めたパーツは全て、担当のプランナーさんに情報が集約されます。

よく聞く、「結婚準備は大変」の1つの理由は関係者が多いことにあると思います。
集めるパーツが複数あり、その調整に時間がかかるのです。
当日、ひとつひとつ、揃っていくピースを見て、多くの人の手を借りたなあ〜と実感しました。

3つそれぞれの、前日までの事前準備ついて振り返ってみます。

その1、ブライダル衣装室

ここには何度足を運んだか…忘れました。もともと衣装系は好きなので楽しかったのですが、よく聞く、着れば着るほど決められない!という気持ちも解るなあと思いました。衣装室では、試着の度に、記録用でデジカメ写真を撮ってもらい、全ての記録データはプランナーさんとメイクサロンに行きます。

私のドレスの決め手は、友人から送ってもらった1枚のミュシャの絵画でした。
わたし「ドレスどんなのがいいかな〜」
ともちゃん「きっとこういうの似合う〜」
わたし「はわ!好みだ」
ー後日、ブライダルサロンにて
わたし「こういうのってありますか?(絵を見せる」
担当さん「あー!いいですね〜イメージぴったり。おまちくださ〜い」
で、持ってきてもらったのが、当日着た衣装でした。ともちゃんありがとう☆

色んな物事に通じることですが、第三者の目って大事です。

衣装室の担当の方も毎回率直にアドバイスくれるので助かりました。前日夜に最終フィッティングで、お手紙とかもらっちゃって、うるる。当日はドレスの受け取り、返却はメイクアップサロンになるので、当日担当さんと本番に会う機会はありません。当日までの裏方。本番には見えない過程で大変お世話になりました。

その2、メイクアップサロン

ここにはリハーサルで事前に足を運びました。確か、3週間くらい前だったのですが、東京大阪の行き来に疲れはてていてほぼお任せでした。席について寝そうな勢いでしたが、衣装室からドレスの写真データが複数アングルから撮影されたものが届いているので、それを見ながらイメージに合うものを一緒に見つけていきました。ホテルの連係プレー、すばらし!

お色直しを一回することになっていたのですが、メイクでも雰囲気が変わるというのをメイクさんのすご技で実感。いつも適当メイクな自分を反省しました。メイクさんとの談話で、メイクさんがおっしゃったヒトコトが印象的でした。

「「メイク」とは読んで字のごとく、作れるっとことですからね」
ちょっと、メイク雑誌でも買ってみるかなと思いました。奥深いんだろうな…。

その3、お花屋さん

この打ち合わせが実は一番テンションが上がりました。
季節的に、5月だったこと&好きな花なので、バラを多く使いたいと思っていました。

打ち合わせで、バラを使いたいんですけど、と伝えると、カタログからバラのページを見せてくれました。ずらり4ページほど。バラってこんなに種類があったんですね。長時間ブーケで持っているので、お花の状態を持たせるにはどういう形が良いか、など、プロの知識無しではできない打ち合わせでわくわくしました。

お色直しですることにした花冠についてもお花屋さんと相談してイメージを決めました。デザインのイメージを伝えるの、むつかしいなあ〜と痛感。

その他、お花屋さんとは、フラワーシャワー、両親への花束、各卓テーブルのお花、ケーキの周りのお花、新郎のブートニア、など、結婚式には欠かせないアイテムをひとつひとつ丁寧に決めていきました。

以上が当日までのふりかえり。
当日の流れも見事な連係プレーでした。

7:30 メイクアップサロンに到着

ちょっと余談。
寝坊したため、ホテルのカウンターバーでオレンジジュースだけ。まさかこれが夜7時まで何も食べれないなんて思っても見なかった…ケーキのファーストバイトって花嫁の空腹防止のためにあるのかも。

☆コメント
新婦持ち歩き用バッグ(実際は介添えさんが持ち歩く)に、キャラメルでもチョコレートでも持って歩くといいとおもいます。披露宴はいつも使ってるお気に入りのレストランだったので食べる気満々だったのですが、食べる時間がなかった。

さて、メイクアップサロンに到着したところから再開。
担当のヘアメイクさんに今日はお願いしますのご挨拶。メイクサロンには一日何度も出入りして、ここに帰ってくるたびに、ひゃーと一息つかせてもらっていました。

☆コメント
この後カメラマンさんや会場担当さんなどなど、どんどん関係者が登場しますが、お心付けを渡すタイミングと手がどんどんなくなります。さっと取り出せるようにしておくか、プランナーさん通して渡してもらっても良いかも。

メイクの席に着くと、わたし専用ブースみたいになってて、(イメージ的には、楽屋的な)、メイク道具や衣装がそろっています。前日夜に最終フィッティングした衣装が衣装室から届けられていて、小物も含め、荷物が全て届いているか確認。

さっそくメイクに入ります。水化粧がとても気持ちよく、いよいよだなぁと気が引き締まります。
リハーサルでメモを作ってくださっているので、そこから変更点ないか確認しながらメイクが進みます。

そうしているうちに、お花屋さんがサロンに登場。お色直しでつける花冠の土台となるお花候補を持ってきてくださって、最終確認します。

引き続き、プロの手でどんどん花嫁が出来上がっていき、完成。
さいごにブーケをもったら、ずっしり重くてびっくり!真ん中にオアシスがはいっているラウンドブーケだったので一日中元気なお花でいてくれました。

9:00 準備完了!
いよいよ挙式へ、と思わせて、ロケ撮影&スタジオ撮影に向かいます。

★コメント
衣装室・メイク・お花が別部署であれ、裏でしっかり情報共有、ものの共有がされていて、そこに私が関わる必要はありませんでした。が、もし、提携している外のサロンからドレスを持ち込む、などのパターンもあると思います。そうなると、花嫁さんの負荷は高くなります。ただ、きっと、ウェディングプランナーさんが調整役をしてくれるのだと思いますが。プランナーさんの仕事は、他部署とのチームワーク・ロジスティクスを固く進める役割だと思いました。


第三弾予告

いよいよ、挙式へ。
挙式は大学での外式でした。大学挙式はOG会の方がロジを進めてくださいました。