よい問いとは?に関する一考察

日本科学未来館で開催されている企画展、世界の終わりのものがたり展に
行ってきました。


世界の終わりのものがたり展 
(特設サイト)

科学と哲学が融合した問いが73問、立て続けに投げかけられます。
おもしろい展示だったし、お客さんのおもしろい行動を観察できました。

展示を見て、お客さんを観察して、
良質な問いとは?、ということを考えさせられました。
初めての人に会うとき、久しぶりの人と近況報告するとき、 インタビューをするとき、
その人に近づける、その人を考え込ませるいい問いってなんだろなあ、と考えます。

世界の終わりのものがたりの展示の「問い」は、
オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン(yes/no、選択範囲がある、など)
が入り混じっていました。
「生と死の境はどこにあるのでしょう?」→オープン
「最期のときをだれと一緒にすごしたいですか?」→ややクローズ
「変化することと持続することは、両立できるのでしょうか?」→クローズ
などなどの問いが73こ。(なぜ73だったのかしら)

深すぎるオープンクエスチョンがいきなりくると「うっ」と構えて、
本当は思ってもないけどそれっぽいことを答えてしまいそうになります。
回答者を本当に考えさせて、うならせる問をたてることとは難しいですね。
この展示の問を考える会議に参加したかったです。

展示は、はじまり、で終わっていました。
終わりははじまり。

問「終わり」から、あなたが始めるものは何でしょうか?
  What are the things that you would start from an “end”?

私の答え:  新しいブログとメルマガ。
My answer: New Blog and Mail magagine.

世界のおわりのものがたり展では、お客さんの「動線」についても考えました。
つづきは、またこんど。

Show must go on!